50代男性「歯ぎしりで奥歯の詰め物や歯がすり減ってきた」マウスピース矯正で噛み合わせと歯並びを改善し、被せ物を作製した症例

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2022.12

治療前

治療後

年齢と性別 50代 男性
ご相談内容 「日常生活で歯ぎしりをしていて奥歯の詰め物や歯がすり減ってきているのを改善したい」とご相談がありました。
カウンセリング・診断結果 左右下奥歯(第1大臼歯/6番、第2大臼歯/7番)は歯ぎしりが原因で、ご自身の歯がかなりすり減っていました。すり減って丈が短くなっている歯に被せ物を入れるためには、セメントの接着面を増やすため、また被せ物が壊れない一定の厚みを確保するためにたくさん歯を削る必要がありま­す。

また、舌で上の前歯を押す癖があり、そのせいで前歯が前に押し出され、上下の前歯同士で噛み合う「切端咬合(せったんこうごう)」になってしまい、さらに奥歯に負荷がかかっていました。
行ったご提案・治療内容 歯ぎしりを改善する噛み合わせと切端咬合を改善する歯並びに矯正する必要があること、すり減った下の奥歯に新たに被せ物を入れるためのスペースを作る必要があることをご説明しました。

そのため、奥歯と犬歯(3番)を動かし顎の幅を広げ、上の前歯が下の前歯を覆うようにすることができる「マウスピース矯正」をご提案しました。

マウスピース矯正終了後、切端咬合は改善し、左下奥歯(第1大臼歯/6番)にスペースができたことでぴったりフィットした被せ物を入れることができました。
治療期間 3年・チェック回数25回
おおよその費用 1,006,000円(税込)(再スキャン代、リテーナー代含む)
術後の経過・現在の様子 左右でしっかり噛めるようになり、審美的・機能的に理想的な歯並びへと変わりました。
矯正後は歯並びを維持するマウスピース「リテーナー」を装着していただき、後戻りせず美しい歯並びを維持できています。
現在も定期的にクリーニングにご通院されています。
治療のリスクについて ・最初は矯正装置による不快感、痛み等がありますが、数日間で慣れてきます。
・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯並び及び噛み合わせへと導きます。
・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。
クリニックより 定期的にクリーニングでご通院されている患者様のため、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病や虫歯のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができました。

また、当院で矯正治療を行うメリットとして、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、被せ物のやり直しも含めた一口腔単位での治療を行うことができ、良好な噛み合わせを作っていくことができます。

このような総合的な治療は、矯正専門歯科医院ではなかなか難しく、当院だからこそご提供が可能だと考えております。

治療前詳細

治療後詳細