50代男性「奥歯が次々に折れた。インプラントをしたい」根っこが折れた歯を抜いて、マウスピース矯正「インビザラインコンプリヘンシブ」で歯並びを整えてからインプラントを埋め込み、奥歯でしっかり噛めるようにした症例

  • ホーム
  • 症例ブログ
  • 50代男性「奥歯が次々に折れた。インプラントをしたい」根っこが折れた歯を抜いて、マウスピース矯正「インビザラインコンプリヘンシブ」で歯並びを整えてからインプラントを埋め込み、奥歯でしっかり噛めるようにした症例

2023.03

治療前

治療後

年齢と性別 50代　男性
ご相談内容 「奥歯が折れた。抜歯をするならインプラントをしたい」とご相談をいただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、右下の奥歯（第1大臼歯／6番）と左下の奥歯（第2大臼歯／7番）の歯の根っこが折れていました。

歯の根っこが折れた原因は、虫歯等の治療で神経を抜いており、その後も何かしらの理由で治療を繰り返したことによって、健康な歯に比べて強度が低くなり、日々の生活での噛む力に耐えれなかったためと考えられました。
さらに、正しい噛み合わせではないことも原因のひとつでした。

歯の根っこが折れてしまうと、割れた隙間から細菌が入りこみ、歯肉が腫れたり、周囲の骨を溶かして膿が出てくる可能性があるため、抜歯が必要と診断しました。

患者様に抜歯の必要性をご説明すると、歯が抜けた後、骨にチタン等でできた人工歯根を埋める「インプラント」での治療をご希望されました。
行ったご提案・治療内容 噛み合わせの悪さが奥歯を失った原因のひとつだったため、残っている歯やインプラントを長持ちさせるために、まずはマウスピース型の矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブ」を使って歯並びを整える治療をご提案しました。

インプラントの処置を先に行うと、歯並びを治す時に歯の移動が制限されてしまうため、まずは矯正をしてからインプラントを埋入する治療の流れをご説明し、ご了承いただきました。

マウスピース矯正終了後、歯の抜けた部位にインプラントを埋入できるスペースが確保されたことで、正しい噛み合わせになるようインプラントを入れました。
治療期間 2年・25回（チェック回数）
おおよその費用 1,006,000円（税込）（再スキャン代、リテーナー代含む）
術後の経過・現在の様子 両方の奥歯でしっかり噛めるようになりました。
ガタガタだった前歯もまっすぐ並び、きれいな理想的な歯並びになりました。

矯正後は、歯が治療前の位置に戻ってしまう「後戻り」を予防するための「リテーナー」を装着していただき、現在も後戻りなく定期的にクリーニングに通院されています。
治療のリスクについて ・矯正装置を装着し始めた時は、不快感や痛み等が出る可能性があります。多くの患者様は数日間で慣れてきます。
・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
・矯正治療には装置の使用状況、定期的な通院等、患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2～3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯並び及び噛み合わせへと導きます。
・ごくまれに歯が骨と癒着（ゆちゃく）していて歯が動かないことがあります。
・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、むし歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。
クリニックより 患者様は定期的にクリーニングで通院されていましたので、担当衛生士や歯科医師が歯周病やむし歯のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができました。
また、当院で矯正治療を行うメリットとして、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、被せ物のやり直しも含めた一口腔単位での治療を行うことができ、良好な噛み合わせを作っていくことができます。
このような包括的な治療は、当院だからこそご提供が可能だと考えております。

治療前詳細

治療後詳細