30代女性「噛み合わせが深く、上の前歯が突き上げられている」マウスピース矯正で歯並びを全体的に改善した症例
2022.08
治療前
治療後
年齢と性別 | 30代 女性 |
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ご相談内容 | 「噛み合わせが深く、前歯が突き上げられている。過去に治療した左上の前歯が割れてしまいそうで心配なので、矯正したい」とご相談をいただきました。 |
カウンセリング・診断結果 | 上の歯の嚙み合わせが深く、下の歯が見えない「過蓋咬合(かがいこうごう)」でした。 奥歯の高さが不足していたため、上下の前歯がぶつかり、上の前歯が突き上げられていました。 左上の前歯は以前に神経を取っており、健康な歯に比べてもろいことから、接触によって割れたり欠けたりするリスクがありました。 また、上の小臼歯(4・5番)と下の前歯の歯並びが悪く、笑った時に歯茎が3mm以上見える「ガミースマイル(ガミーフェイス)」も見られたため、全体的な歯並びの改善が必要でした。 過去にワイヤー矯正を終えていらっしゃいましたが、「もう一度矯正治療をやり直したい」とご希望されました。 |
行ったご提案・治療内容 | 奥歯の噛み合わせの高さを足し、全体的な歯並びを改善するために、マウスピース矯正をご提案し、ご了承をいただきました。 |
治療期間 | 4年・45回(チェック回数) |
おおよその費用 | 約933,000円(税別・再スキャン代、リテーナー代含む) |
術後の経過・現在の様子 | 歯並びが上下でほぼ揃い、右左の奥歯の嚙み合わせも安定しました。これにより、前歯の突き上げやガミースマイルが解消され、審美的にも機能的にも理想的な歯並びになりました。 矯正治療後は、リテーナーを装着していただいており、後戻りもありません。現在は定期的にクリーニングにご通院されています。 |
治療のリスクについて | ・最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間で慣れてきます。 ・歯の動き方には個人差があります。そのため、当初予想された治療期間を延長する可能性があります。 ・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれです。ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯並び及び噛み合わせへと導きます。 ・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。 |
クリニックより | 今回の患者様は、定期的にクリーニングで通院されていたため、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病や虫歯のリスクを把握しており、口腔内を健康に保ちながらマウスピース矯正を進めることができました。 |
治療前詳細
治療後詳細