30代男性「臼歯部の咬み合わせが強い、前歯に隙間がある」マウスピース矯正治療によりバイトアップおよび正中離開の改善を行なった症例

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2022.07

治療前

治療後

年齢と性別 30代 男性
ご相談内容 「臼歯部の咬み合わせが強く当たっている。上の前歯に隙間が開いてるのが気になる」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 診察したところ、上下顎の正中の不一致(歯の中心がずれている状態)および上顎正中離開(前⻭中央の⻭と⻭の間に隙間がある状態)、下顎歯列の叢生(⻭がでこぼこに生えている状態)が見られました。
行ったご提案・治療内容 上顎の正中封鎖、上顎の正中に下顎の正中を合わせるといったマウスピース矯正をご提案しました。
臼歯を拡大することでスペースを作り、上下顎前歯部に部分的なディスキング(スペースを作る目的のために歯を一層削ること)を行うことで、前歯部の叢生改善を行い、機能的・審美的にも理想の咬み合わせになることを治療達成目標としました。
治療期間 2年 25回(チェック回数)
おおよその費用 1,006,000円(税込)(再スキャン代、リテーナー代含む)
術後の経過・現在の様子 マウスピース矯正終了後、正中離開は改善され、審美的・機能的に理想的な歯列へと変わりました。
現在はリテーナーを装着していただき、後戻りもなく、定期的にクリーニングにご通院いただいています。
治療のリスクについて ・最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間で慣れてきます。
・歯の動き方には個人差があります。そのため、当初予想された治療期間を延長する可能性があります。
・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれです。ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯列及び咬合へと導きます。
・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、う蝕(虫歯)や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。
クリニックより 今回の患者様は、定期的にクリーニングで通院されていたため、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病やう蝕のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができました。

また、当院で矯正治療を行うメリットとして、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、被せ物のやり直しも含めた一口腔単位での治療を行うことができ、良好な咬み合わせを作っていくことができます。

このような包括的な治療は、矯正専門歯科医院ではなかなか難しく、当院だからこそご提供が可能だと考えております。