30代男性「歯並びの悪さと咬み合わせが気になる」マウスピース矯正治療により歯列叢生及び交叉咬合を改善した症例
2022.05
治療前
治療後
年齢と性別 | 30代 男性 |
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ご相談内容 | 「全体的な歯並びの悪さと咬み合わせが気になっている」とご相談いただきました。 |
カウンセリング・診断結果 | 上下顎の正中(前⻭中央の⻭と⻭の間)の不一致、上顎両側第二大臼歯の欠損に伴う上顎両側6、8間のスペースが認められ、左側臼歯は交叉咬合(上下の歯を噛み合わせた時に上下の歯列が交叉していて、上の歯列よりも下の歯列が外側に出ている咬み合わせのこと)になっていました。 また、下顎歯列の狭窄に伴う歯列叢生(⻭がでこぼこに生えている状態)が認められました。 |
行ったご提案・治療内容 | 上顎両側第一大臼歯の遠心(歯の外側)移動及び第三大臼歯の近心(歯の手前)移動によるスペースの閉鎖、下顎歯列の側方拡大、顎間ゴムによる交叉咬合の改善を目的としたマウスピース矯正をご提案しました。 臼歯の移動により叢生を改善するスペースを作りつつ、上下顎前歯部に部分的なディスキング(スペースを作る目的のために歯を一層削ること)を行うことで前歯部の叢生改善を行い、機能的・審美的にも理想の咬み合わせとなることを治療達成目標としました。 |
治療期間 | 3年・25回(チェック回数) |
おおよその費用 | ¥934,000(リテーナー代含む) |
治療のリスクについて | ・最初は矯正装置による不快感、痛み等がありますが、数日間で慣れてきます。 ・歯の動き方には個人差があります。そのため、当初予想した治療期間が延長する可能性があります。 ・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれです。ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯列及び咬合へと導きます。 ・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、う蝕(虫歯)や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。 |