20代女性 「下の前歯のガタガタを治したい」受け口ぎみで前後に重なっている歯を、マウスピース型矯正「インビザラインコンプリヘンシブ」できれいな歯並びに改善した症例

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2023.07

治療前

治療後

年齢と性別 20代 女性
ご相談内容 「下の前歯のガタガタを治したい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見すると、下左右の前歯6本(中切歯/1番、側切歯/2番、犬歯/3番)が前後に重なり合いでこぼごしている「叢生(そうせい)」でした。
それにより咬み合せが悪く、右上の前歯(中切歯)に集中して当たり負荷がかかっていたため、右上の前歯の神経が死んでいました。
行ったご提案・治療内容 右上の前歯の状態をお伝えし、上下の歯並びをきれいに並び終えた後に、右上の前歯を治療することをご説明しました。

上下前歯の歯並びをきれいな馬蹄形の歯並び「アーチホーム」にするため、マウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」をご提案をしました。

前歯の歯並びは、下顎が前に出ている「3級咬合」で、いわゆる受け口の状態でした。
受け口の歯並びの場合、インビザライン矯正終了後は元の咬み合わせに戻る「後戻り」を起こしやすいことから、矯正治療をした歯を安定させる装置「リテーナー」は必ず装着していただき、メンテナンスが大切であることをご説明しました。

インビザライン矯正で歯並びを整えた後に、右上の前歯を硬くて変色しない白い「ジルコニア」の被せ物で審美的に改善する治療をご提案し、ご了承いただきました。
治療期間 2年6ヶ月・32回(チェック回数)
おおよその費用 1,006,000円(再スキャン代、リテーナー代含む)
術後の経過・現在の様子 下の前歯がきれいに並び、咬み合わせが変わったことで、上の前歯への当たりが弱まっただけでなく、全体でしっかり咬めるようになりました。

患者様からは「ガタガタしていないきれいな歯並びになって、すごく嬉しい」と大変ご満足いただけました。

現在は、リテーナーをきちんと装着していただいているため、後戻りはなく、定期的なクリーニングでご通院されています。
治療のリスクについて ・最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間で慣れてきます。
・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯列及び咬合へと導きます。
・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。
クリニックより 定期的にクリーニングでご通院されているので、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病や虫歯のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができます。
また、当院で矯正治療を行うメリットとして、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、左右の歯の幅が異なると対称性のあるきれいな咬み合わせにならないので、被せ物のやり直しを含めた一口腔単位での治療を行うことができ、良好な咬み合わせを作っていくことができます。
このような包括的な治療は、矯正専門歯科医院ではなかなか難しく、当院だからこそご提供が可能だと考えております。