60代女性「歯が欠けてしまった。以前から検討していた矯正をやりたい」噛みしめる力が強く負荷がかかっていた歯並びを、マウスピース型矯正「インビザラインコンプリヘンシブ」で見た目も噛み合わせも改善した症例

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2023.04

治療前

治療後

年齢と性別 60代 女性
ご相談内容 20年前からメンテナンスでご通院いただいている患者様から、「噛みしめる力が強く、ナイトガードを入れて予防していたが、左下の歯(第2小臼歯/5番)が欠けてしまった。以前から矯正を勧められていたので、できるならインビザラインをやってみたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、全体的に詰め物や被せ物で治療されている歯が多い状態でした。また、噛み合わせが強いことが原因で、多くの詰め物や被せ物の歯にヒビが入っていました。
メンテナンスで毎回チェックしていましたが、矯正をするか迷っているご様子だったため、噛み合わせについても経過観察で拝見していました。

欠けてしまった左下の第2小臼歯は、このまま被せ直すより、きちんとした歯並びにしてから治療することで詰め物の適合が良く、歯の寿命も変わってくることをご説明させていただきました。
行ったご提案・治療内容 左下の第2小臼歯は、最終的な形態を想定した上で、仮のセメントを入れて歯並びを改善すること、右下の第2小臼歯は抜歯した方がきれいに歯が並ぶことを踏まえ、マウスピース型矯正「インビザラインコンプリヘンシブ」での治療をご提案しました。

マウスピースでの矯正終了後は、セメントを入れた左下の第2小臼歯は被せ直し、ヒビが入っている詰め物と被せ物を作り変えることをご説明させていただきました。
治療期間 4年・35回(チェック回数)
おおよその費用 1,006,000円(税込)(再スキャン代、リテーナー代含む)
術後の経過・現在の様子 マウスピース矯正終了後、審美面と口腔機能が改善しました。
患者様にも「正しい噛み合わせでよく噛めるようになった」とご満足いただき、口腔と心身の健康につながりました。

矯正専門医では解決できない症例のため、矯正終了後を想定し、未来を見越した治療計画で治療を進めることがきました。
今後は詰め物と被せ物の治療をしていく予定です。
治療のリスクについて ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがありますが、数日間で慣れてきます。
・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯並びと噛み合わせへと導きます。
・ごくまれに歯が骨と癒着していて、歯が動かないことがあります。
・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。
クリニックより 定期的にクリーニングで通院されているので、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病や虫歯のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができます。
また、当院で矯正治療を行うメリットとして、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、被せ物のやり直しも含めた一口腔単位での治療を行うことができ、良好な噛み合わせを作っていくことができます。
このような包括的な治療は、矯正専門歯科医院ではなかなか難しく、当院だからこそご提供が可能だと考えております。