50代男性 矯正後の後戻りをマウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」で改善した症例

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2024.03

治療前

治療後

年齢と性別 50代 男性
ご相談内容 「昔矯正をしたが歯並びが崩れてきた。下の前歯が上にあたる」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 拝見したところ、噛んだときに下の前歯が上の前歯を突き上げ、矯正治療後に歯並びが元に戻る「後戻り」により、上の歯1本に対して下の歯2本が噛む本来の「1歯対2歯」ではなく、「1歯対1歯」の噛み合わせになっていました。

今の噛み合わせのままでは、前歯の歯並びがさらに崩れるだけでなく、過度な負担がかかっているため歯を支えている骨がなくなっていく可能性があります。
そのため、歯を守るためにも再度矯正をして歯並びと噛み合わせを改善する必要があると診断しました。
行ったご提案・治療内容 本来、下あごより上あごのほうが大きいのですが、今回の患者様のように上あごに対して下あごのほうがより大きい場合、後戻りしてしまうとすぐに下あごの前歯が上あごを突き上げてしまうケースが多く見られます。
突き上げを放置していると健康的な歯に過度の力が加わり、将来的に抜歯せざるを得ない状況になる可能性があります。
そのため、矯正治療にてバランスのよい歯並び・噛み合わせに治し、歯を健康に保つ必要性についてお伝えしました。

患者様には、上下左右の前歯12本をきれいな馬蹄形の歯並び「アーチホーム」にするため、透明で取り外しができるマウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」で噛み合わせを改善する方法をご提案しました。
インビザラインコンプリヘンシブパッケージを用いることで、全体的に歯を後方に移動させることができます。

下の前歯が上の前歯を突き上げなくなり、機能的・審美的にも1歯対2歯のきれいな噛み合わせになりました。

矯正終了後は後戻りを防止するために歯の位置を維持させる装置「リテーナー」を必ず装着していただき、後戻りと歯のすり減りがないようにメンテナンスの重要性についてご説明しました。

リテーナーは最低10年ご使用いただくため、治療後のランニングコストとして年間6万円かかりますが、現在の歯並びと噛み合わせを維持させるためには必要なことです。また、できるだけ生涯にわたり就寝時に装着していただくようお約束させていただきました。
治療期間 2年10ヶ月・29回(チェック回数)
おおよその費用 1001,000円(税込)(再スキャン代、リテーナー代含む)
治療のリスクについて ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日間で慣れてきます
・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります
・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します
・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯並びおよび噛み合わせへと導きます
・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります
・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります