20代女性 ガタガタの歯並びと深い噛み合わせをマウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」で改善した症例
2024.01
治療前
治療後
年齢と性別 | 20代 女性 |
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ご相談内容 | 「前歯が1本飛び出ていて笑ったときに気になるので、きれいな歯並びにしたい」とご相談いただきました。 |
カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、上下の前歯にねじれやガタつきが見られました。 また、噛んだ際に下の歯が上の歯に隠れる「過蓋咬合(かがいこうごう)」も確認でき、噛む力も強く、食いしばりや歯ぎしりの癖も見受けられました。このような噛み合わせの問題は歯や顎の関節に負担がかかるため、将来的に歯の寿命が短くなる可能性があります。 お口の健康を守るためにも、矯正治療によって噛み合わせのバランスを改善する必要があると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 上下前歯の歯並びを美しいU字型の「アーチホーム」にするため、取り外し式のマウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」をご提案し、同意いただきました。 まずは患者様専用のマウスピースを製作し、完成したマウスピースを1日に20時間以上装着いただきました。マウスピースを定期的に取り替えて、歯を徐々に動かしていきました。 矯正終了後は、歯並びの後戻りを防止するため、歯の維持装置である「リテーナー」を装着していただきます。リテーナーは可能な限り一生涯、就寝時に装着していただく予定です。 また、噛み合わせによる歯のすり減りや歯の後戻りが起こらないよう、継続的なメンテナンスが必要なこともお伝えしました。 |
治療期間 | 4年2ヶ月・33回(チェック回数) |
おおよその費用 | 1,005,000円(税込)(再スキャン代、リテーナー代含む) |
術後の経過・現在の様子 | 前歯が適切な位置と角度で並び、美しい見た目になりました。奥歯に関しても、歯1本に対して2本で噛み合うバランスの良い噛み合わせ「一歯対二歯咬合」が実現しています。 患者様にも「見た目もきれいで、しっかり噛める歯並びになり嬉しい」と大変お喜びいただきました。 現在もしっかりとリテーナーを装着していただき、歯の後戻りもなく、3ヶ月に1度のクリーニングと同時に歯並びの経過観察を行っています。 矯正治療後の長期の経過観察は非常に重要です。歯並びの後戻りなどにより追加費用がかからないよう、私たちも細心の注意を払っています。 患者様の健康で美しい歯並びを実現し、より良い人生を送っていただくことが私たちの治療目標です。 |
治療のリスクについて | ・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日間で慣れてきます。 ・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。 ・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯並び及び噛み合わせへと導きます。 ・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。 |
クリニックより | 今回の患者様は、もともと定期的なクリーニングでご通院いただいていました。そのため、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病や虫歯のリスクを把握しており、健康なお口の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができました。 当院で矯正治療を行う場合、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、被せ物のやり直しも含めた総合的な「一口腔単位」での治療を行うことができるというメリットがあります。 左右の歯の幅が異なると、対称性のあるきれいな噛み合わせにすることが難しくなります。詰め物や被せ物の形を調整することで、良好な噛み合わせを作っていくことが可能です。 このような包括的な治療は、矯正専門歯科医院ではなかなか難しく、当院だからこそご提供が可能だと考えております。 |