30代女性「上の前歯が出ているのが気になる」マウスピース矯正「インビザラインコンプリヘンシブ」できれいな歯並びになった症例

2023.06

年齢と性別	30代　女性
ご相談内容	「上の前歯が出ているため、笑うと前歯が強調されるのを改善したい。左上の歯（第2小臼歯／5番）もメタルがむき出しになっているのが気になる」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果	拝見すると、上下左右の前歯12本（中切歯／1番、側切歯／2番、犬歯／3番）が歯が重なり合っている「叢生（そうせい）」でした。 とくに上の中央の前歯が飛び出ている「上顎前突（じょうがくぜんとつ）」で、いわゆる出っ歯でした。 メタルが気になる左上の歯（第2小臼歯)は、以前治療した被せ物の白くした表面が欠けて、中の金属が見えている状態でした。そのため、矯正治療で歯並びを整えた後に、白くて欠けにくい「ジルコニアクラウン」で新しく被せ物を作り替えるご提案をしました。
行ったご提案・治療内容	上下の前歯をきれいなU字型の歯並び「アーチホーム」にし、見た目の改善だけでなく、ご自身の歯磨きがしやすくなることをご説明させていただきました。 そのために、マウスピース型の矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」をご提案し、ご選択されました。 矯正をする前に、上の前歯を並べるにあたり、0.2ｍｍほど歯と歯が接している部分を削る「ディスキング」を行いスペースを作り、飛び出ている歯を内側へ入れることもご説明し、ご了承いただきました。
治療期間	2年・24回（チェック回数）
おおよその費用	1,006,000円（税込）（再スキャン代、リテーナー代含む）
術後の経過・現在の様子	歯のガタつきと飛び出ていた前歯が引っ込み、きれいな歯並びになり、前歯でも噛みやすくなりました。 患者様からは「審美的な改善により日常生活で口元を隠さず、自信をもって笑えるようになった。また、自分でのケアがしやすくなり、見た目も歯並びもきれいになって嬉しい」と大変ご満足いただけました。 現在は定期検診でご通院いただき、歯並びや咬み合わせだけでなく、歯磨きのチェックを行っています。 また、気にされていた左上の歯は、矯正治療後は笑った時に気にならないということでしたので治療はせず、経過観察で様子をみています。
治療のリスクについて	・最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間で慣れてきます。 ・歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。 ・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれであり、ほとんどのケースで2～3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯列及び咬合へと導きます。 ・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。
クリニックより	定期的にクリーニングで通院されているので、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病や虫歯のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができます。 また、当院で矯正治療を行うメリットとして、すでに口腔内にある形態不良・不適合な詰め物、被せ物のやり直しも含めた一口腔単位での治療を行うことができ、良好な咬み合わせを作っていくことができます。 このような包括的な治療は、矯正専門歯科医院ではなかなか難しく、当院だからこそご提供が可能だと考えております。