30代女性「右側がうまく咬めず浮いている、咬み合わせが気になる」マウスピース矯正治療を行なった症例
2022.04
治療前
治療後
年齢と性別 | 30代 女性 |
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ご相談内容 | 「右側がうまく咬めず浮いている気がしており、左側でばかり咬んでいる。矯正治療で改善できないか」とご相談を受けました。 |
カウンセリング・診断結果 | 診察したところ、正面観では上下顎の正中(中心)が少しずれており、咬合(咬み合わせ)が深い状態でした。また、下顎前歯部の叢生(⻭がでこぼこに生えている状態)が認められ、下顎歯列はやや内側に入っていました。 側面観では、左側に比べ右側の咬み合わせが少し浮いている状態でした。 |
行ったご提案・治療内容 | 咬合の挙上(最適な咬み合わせの高さに戻すこと)、下顎前歯部の叢生の改善及び下顎歯列の拡大を目的として、マウスピース矯正をご提案しました。 また、部分的にディスキング(スペースを作る目的のために歯を一層削ること)を行うことで、上下顎歯列の拡大、叢生部の改善を行い、理想的な咬み合わせを治療達成目標としました。 |
治療期間 | 3年 13回(チェック回数) |
おおよその費用 | 1,060,000円(税込)(スキャン代、リテーナー代含む) |
術後の経過・現在の様子 | マウスピース矯正終了後、下顎前歯部の叢生は改善され、臼歯部も両側での安定した咬合が得られたことで、審美的・機能的に理想的な歯列へと変わりました。 現在はリテーナーを装着していただき、後戻りもなく、定期的にクリーニングに通院されています。 |
治療のリスクについて | ・最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間で慣れてきます。 ・歯の動き方には個人差があります。そのため、当初予想された治療期間を延長する可能性があります。 ・装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者様の協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 ・1回の口腔内スキャンでのマウスピース矯正治療終了はまれです。ほとんどのケースで2~3回の再スキャンによるマウスピース再製作・再治療を行い、理想的な歯列及び咬合へと導きます。 ・ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 ・マウスピースを装着したままの飲食はマウスピースの着色や破損、う蝕(虫歯)や歯肉炎、歯周病のリスクが上がります。 |
クリニックより | 今回の患者様は、定期的にクリーニングで通院されていたため、担当衛生士や歯科医師が患者様の歯周病やう蝕のリスクを把握しており、健康な口腔内の状態を維持しながらマウスピース矯正を進めることができました。 また、当患者様は治療期間中に妊娠・出産されましたが、当院のマウスピース矯正(インビザライン矯正)では5年の保証期間があるため、治療を中断することなく、ご自身のペースでマウスピースの装着時間を調整され治療を継続することができました。 |